通知無しでの練習をしてみてはどうか?
やや上級編の話になります。
5000mや10000mを走った選手から聞くのは変化走への対応力です。
具体的には67-70秒などジグザグした序盤の動きでなかなか足もメンタルもやられてしまって練習の成果があまり出せなかったという試合後談を聞きます。
レース対応能力という意味で試して欲しい練習が【練習距離だけ告げてペース設定を教えない】というメニューです。レースでも結果がわからない中探りながらついて行ったり、勝ち切ったりという駆け引きをしている訳ですから、練習でもどれぐらいのペース接待で走るのか?どこからスパートを喰らうのかわからない中選手権であれば順位、記録会であれば記録を成果として求められる訳ですからね。
- 全体のペース設定は緩く。途中で強烈なペース変化を入れる
- 逆パタ 全体設定は全員何とか着いていけるか?のペースだが、途中スローを入れて揺さぶる
- 例えば1000-1000変化というローテで動かす
- 3グループに分けて 設定遅先行逃げ-設定通常追い-設定速め-オーバーペース入り駅伝単独走想定
- セット練習での強度分け A前日距離走 B前日補強 でのペーラン
ペース走とのセット練
A故障がちの選手は補強とのセット練
B後半垂れる選手は距離走とのセット練
C幹部選手はレペ、インターバルとのセット練
年間の課題を抽出(個人面談での本人の強みと他の選手から聞き込みした上での克服すべき弱点をブレストして共有)と全日本予選、龍神駅伝から逆算したテーパリング、逆算した上での1500m,5000mへのレースプランやガントチャートを作成してタスク管理や遂行計画を立てるという方法をお勧めします。
レースの度に一喜一憂するのではなく、計画との誤差を知れたと捉えて限られた時間、お金といったリソースを上手に使って大選手を育成して彼らの人生を鮮やかに彩りたいですね。
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